生クリームが必要となりスーパーに買い物に行ってみたけど、生クリームとホイップがあるし、値段にも結構差がある…
なぜ?どう違うの??と思ったことはありませんか。
今回は"生クリーム″と″ホイップクリーム″の違いについて調べました。
目次
生クリームとホイップクリームの違いは何?
″生クリーム″と″ホイップクリーム″の一番の違いは原料にありました。
★生クリーム★
乳脂肪(動物性脂肪)のみを原料とし、乳脂肪分が18%以上のものです。
生乳を遠心分離にかけて乳脂肪分のみを取り出し、濃縮して作ります。
★ホイップクリーム★
植物性脂肪を主原料とし、植物性脂肪のみを使用したものと植物性脂肪+動物性脂肪を使用しているものの2種類があります。
生クリーム
生クリームは動物性脂肪のみを原料としているため、添加物や安定剤を使用していません。
そのため、賞味期限(未開封)が短く約10日前後。
濃厚でコクや風味が豊かで独特な香りがし、泡立てた後の色は薄い黄色をしています。
含まれる脂肪分によって使用用途も違い、脂肪分18~30%のものは泡立てずにそのまま料理に使用、脂肪分35~48%のものは泡立ててお菓子作りなどに使用することに適しています。
含まれる脂肪分が高いほど濃厚な味わいとなり、風味とコクが豊か。
ケーキのデコレーションなどに使用する場合は45%前後のもの、軽い口当たりを好む場合は35%前後のものを使用するといいかと思います。
パッケージの表記は<クリーム(乳製品)>や<純生クリーム>となっています。
ホイップクリーム
ホイップクリームには乳化剤や安定剤が添加されており、生クリームに近い味わいにしたものです。
賞味期限(未開封)が長く、約1ヵ月程度。
口当たりが軽く食べやすくはありますが、生クリームのようなコクや旨味にかけます。
泡立てた後の色は白です。
含まれる脂肪分は30~44%、泡立てて使用する場合は35%以上の乳脂肪分が必要となります。
パッケージの表記は、<乳又は乳製品を主要原料とする食品>となっています。
生クリームの代わりにホイップクリームで代用できる?
基本的に、生クリームの代わりにホイップクリームの代用は出来ます!
ただし、NGな場合もいくつかありまるので注意してください。
- ホイップクリームには砂糖が添加されている可能性もあるので、ケーキ作りなどに使用する場合はパッケージに書かれている成分を確認してください。
- ホイップクリームの原料である植物性脂肪は熱に弱い性質があります。そのため、加熱すると分離してしまうため、加熱する料理に使用する場合は代用できません。
まとめ
生クリームとホイップクリームの大きな違いは原料ですが、含まれる脂肪分によっても使用用途が変化することがわかりました。
基本的には代用できるので、味の好みや使用目的に応じて選んでみてくださいね。
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